初めて胃カメラ検査を受ける方へ
初めて胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査を受ける際、多くの方が「痛くないだろうか」「苦
しくないだろうか」といった不安を抱えるかもしれません。しかし、適切な準備と知識があれ
ば、検査はスムーズに進み、必要以上に心配することなく受けることができます。
このブログでは、初めての胃カメラ検査に向けて、検査の流れや準備、リラックスするための
ポイントを詳しくご紹介します!
■胃カメラ検査とは?
胃カメラ検査は、胃や食道、十二指腸の粘膜を直接観察できる検査です。
細い内視鏡カメラを口または鼻から挿入し、消化管の状態を確認するために行われます。
この検査により、胃炎や胃潰瘍、食道がん、胃がんなどの病気を早期に発見できます。
【くわしくはこちらから】
■検査前の準備
胃カメラ検査の前には、いくつかの準備が必要です。正しい準備をすることで、検査をスムー
ズに進めることができます。
1. 検査前日の食事
検査の前日は消化の良い食事を心がけ、夜は早め(20時まで)に食事を済ませましょう。
例えば、脂っこいものや食べにくいものは避け、軽めの食事(うどんやおかゆなど)が
おすすめです。アルコールも控えましょう。その後は絶食となります。
2. 当日の朝は起きたら、コップ1杯のお水を飲んでください。
3. 服装について
検査当日は、リラックスできるゆったりとした服装を選びましょう。検査中に身体を締
め付けるような衣服は避けた方が良いでしょう。
4. 必要書類と持ち物
健康保険証(またはマイナンバーカード)や問診票などの必要書類を忘れないようにし
ましょう。また、鎮静剤を使って検査される方は、飲酒運転扱いとなりますので、検査
後車や自転車の運転はできません。必要に応じて家族や友人に送迎を依頼することも考
えておくと安心です。
検査の流れ
1. 鎮静剤の準備
検査時の不快感を軽減するために、多くの方は鎮静剤を使用して検査を行います。鎮静
剤は、検査中にリラックスできるようにするもので、眠った状態で検査を受けることが
できます。
2. 胃カメラの挿入
内視鏡は通常、口から挿入されます。鼻から挿入する方法もありますが、鼻出血したり
痛みがあったりすること、また、画質が低いことなどより当院では採用しておりませ
ん。鎮静剤の使用も可能です。
3. 検査開始
検査が始まります。検査は通常、5~10分程度で終了し、その間、医師が消化管の粘膜
を観察していきます。鎮静剤を使用した場合は、眠ったまま受けていただけます。
■検査後の注意点
検査後は、麻酔や鎮静剤がまだ効いていることがありますので、すぐに食事を摂ったり、車を
運転したりするのは避けましょう。医師からの指示に従い、数時間は安静に過ごしてくださ
い。
■おわりに
胃カメラ検査は、消化器系の病気を早期発見するために非常に有用な検査です。
不安や恐怖を感じることもあるかもしれませんが、しっかりと準備し、リラックスして臨むこ
とで、検査を快適に受けることができます。
初めての胃カメラ検査を受ける方も、このブログを参考に、安心して検査に向かってください。