よくある質問 faq

大腸がん検診は、一般的に便潜血反応で行われております。
便に、血液に含まれるヘモグロビンというタンパクが混じっている場合に陽性の結果が出ます。これは大腸のどこかから出血していることを示します（胃や小腸からの出血でも16.7%に陽性反応が出ると報告されています）。正常な状態の大腸からは出血しませんので、ポリープやがん、炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎、クローン病など）、または痔などがある可能性が考えられます。

必ず大腸カメラを受けて確認しましょう。一度便潜血が陽性になったのに、もう一度便潜血を調べて陰性だとしても安心はできません。
便潜血が陽性だった方の中で、がんが見つかる可能性は約７％もあるのです。

胃カメラはなぜ辛いのでしょうか。約1cmの太さのカメラを飲み込まねばならず、それが喉に入ったまま数分間我慢しなければなりません。また胃に空気を送り込まれ、風船のように膨らまされた状態も我慢しなければなりません。
この2つの要素により、とても辛いのです。

しかし当院では、鎮静剤や麻酔剤を用いて、眠った状態で胃カメラを挿入します。また経口専用の内視鏡としては最も細い7.9mmのものを使用しておりますので、辛さを感じることはなく、検査が終わってから目が覚めます。
胃カメラは、胃がんを早期発見するために非常に大切な検査です。当院では患者様が安心して楽に検査を受けられるよう配慮いたしております。1年に1度は胃カメラ検査を受けるようにしましょう。
ただし、鎮静剤や麻酔剤を用いて検査をした場合、お車や自転車、バイクの運転はできませんので、その他の交通手段でご来院ください。

大腸カメラはなぜ辛いのでしょうか。理由は２つあります。
１つ目は、下剤の辛さ。大腸カメラは下剤を飲んで腸を空っぽにする必要があります。下剤は味の好みによりますが、人によっては吐いてしまうこともあります。
当院では、下剤の苦手な患者様の声にお応えし、３～４種類の下剤を常備しております。中には、お茶と交互に飲むことができる下剤もご用意しており、飲んでいただく量も、ペットボトル1本分(480ml)の下剤+水またはお茶1リットルとなっております。 少しでも下剤のストレスから患者様をサポートできるように努めております。

２つ目は、検査中の痛みやおなかの張りです。
当院では、大腸カメラは鎮静剤を用いて寝ている間に検査をしますので、検査自体の苦痛はほとんどありません。また検査後も炭酸ガスを用いているため、おなかの張りもなく快適です。
以上の工夫により、当院では辛くない大腸カメラ検査を受けることができますので、安心してご相談ください。

前日は当院でお渡ししている検査食をお召し上がりください。

前日夜の服薬は普段通りで問題ありません。ただし、糖尿病薬については医師の指示に従ってください。

はい、できます。検査実施日の1週間前までにご連絡ください。

検査当日は朝食を食べずにご来院ください。水やお茶など水分摂取は可能です。

検査当日の朝は血圧の薬を飲んでおられる方は服用してください。それ以外のお薬は基本的には服用しないでください。詳細はご来院時にお尋ねください。

薄黄色でカスのない水便になると検査ができます。身体を動かすと排便しやすくなるので歩いたりしてみてください。

来院前に、飴を3個程度でしたら舐めていただいても問題ありません。

検査当日は自動車、バイク、自転車の運転は禁止です。

おおよそ15～30分程で終了します。検査後、目が覚めるまでの時間は個人差がありますので、時間に余裕をもってご来院ください。

検査を行う前に検査着に着替えていただきます。アクセサリーは外していただきますが、それ以外は普段の服装で問題ありません。

組織検査をしない場合は検査終了後すぐに食事ができます。組織検査を行った場合は状況に応じて食事制限があります。

はい、当日ご説明いたします。ただし、組織検査をした場合は結果説明まで約1週間程かかります。後日再度ご来院ください。

保険負担額によって異なりますが、おおよそ下記の金額になります。

使用できません。現金のみとなります。

前日の朝食と昼食は普段通りで問題ありません。検査が午前中の場合は、前日の夕食は午後20時までに済ませてください。検査が午後の場合は、時間に制限はありませんが、いずれも消化の良い食べ物を召し上がってください。水分摂取は、水やお茶など飲んでいただけます。

はい、服薬はいつも通りしていただいて問題ありません。

検査のキャンセルは、検査1週間前までに必ずご連絡ください。

検査が午前中の場合は、朝食は食べないでご来院ください。水分はコップ一杯程度でしたら摂っていただいて問題ありません。検査が午後の場合は、検査当日の朝食は午前7時までに済ませてください。食事内容はヨーグルトや果肉のないゼリーなど液状のものを召し上がってください。午後の検査の方は午後12時以降の水分摂取は控えてください。

検査当日の服薬は、血圧の薬を服用されている方のみ、コップ1杯の水を飲む時に一緒に服用してください。

検査だけでしたら10～15分程です。検査準備から会計までトータルですと1時間半程かかります。

まずは検査前に胃内部をきれいにします。薬を服薬していただき、その後鎮静剤や麻酔剤を使わない方は、喉の麻酔を行います。麻酔が効いてきたら胃カメラ検査を開始します。鎮静剤や麻酔剤を使われる方は喉の麻酔は致しませんので、喉の麻酔が苦手な方も安心して検査を受けられます。

鎮静剤や麻酔剤を用いることで寝ているうちに検査を済ませることができます。

鎮静剤や麻酔剤を用いて検査を受ける場合は、自動車や自転車の運転は禁物です。絶対に行わないでください。

検査で汚れることがあるため、汚れても問題ない服装でご来院ください。アクセサリーは外してください。

検査後しばらくは飲食できません。診察を終え、会計終了後から飲食可能です。

検査後、飲酒や刺激の強い食品の摂取、長時間の入浴、激しい運動は控えてください。

はい、検査当日に説明いたします。ただし、ピロリ菌検査をした場合は約2時間後に説明、ポリープ切除や組織検査をした場合、約1週間後に説明になります。

保険自己負担割合によって異なりますが、おおよそ下記の金額になります。

使用できません。現金のみとなります。

４０代以降の女性に多いですが、男性を含め、どの年齢の方でもみられる症状です。
げっぷによる胸焼けは、胃食道逆流症（GERD）といいます(その他の病気であることもありますので必ず医師に一度ご相談ください）。本来逆流しないはずの胃液が食道に逆流することによって、食道がただれたり、場合によっては喉まで上がってきて酸っぱく感じたり、咳が出たりすることもあります。また、胃が痛いとか、朝方に気持ち悪いと感じる方もみえます。
原因としては、一般に食道裂孔ヘルニアがあることが多いですが、無い場合でも発生します。場合によっては胃がんにより、胃の内容物の流れが悪くなって発生することもあります。必ず胃カメラ検査を受けて確認するようにしてください。
治療方法は、H2ブロッカーやプロトンポンプ・インヒビター（PPI）とよばれるお薬を飲むことが基本となります。その他、胃の動きを改善するお薬や、食道粘膜を守るお薬を併用することもあります。

細菌性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病その他の原因が考えられますが、1ヶ月以上と期間が長く、また頻度から考えて潰瘍性大腸炎の可能性が高いと思われます。早急に医師の診察をお受けください。

若いときからよくおなかが痛くなり、トイレに行って下痢をすると楽になるとか、便は3-4日に1回しかでないのにいつも下痢だとか、緊張するとおなかが痛くなって下痢になるという方。過敏性腸症候群の可能性があります。精神的ストレスや、腸管の機能の問題によって起こる症状です。
ストレスの要因が強い場合は、仕事や学校が休みの日は症状が出なかったりします。悪い病気ではありませんが、医師の診察が必要となり、薬によって症状を抑えることができます。是非一度ご相談ください。

クローン病の患者様や一部の潰瘍性大腸炎の患者様は、インフリキシマブ（レミケード）という生物学的製剤を投与することにより、寛解導入や寛解維持が可能になることがございます。
当院では、多くのIBD患者様の治療経験を生かして、レミケード投与も行っております。どうぞ安心してご受診ください。
また、ペンタサ、アサコール、プレドニン、アザチオプリンその他内服薬、座薬、注腸薬による治療も行っており、その他のバイオ製剤（シンポニー、ステラーラ、ヒュミラ他）など、患者様の病状にあった最適の治療を受けることができます。

肛門がかゆい、出血するとおっしゃって受診される方がたくさんみえます。
多くの患者様は、薬局で相談されて痔の軟膏を使ってみえますが、それでは効かない場合が多いです。
かゆみと出血がある場合、多くは、

1. 肛門白癬という真菌症。足の水虫のようなカビが感染している
2. 裂孔、切れ痔の治りかけでかゆいというより痛がゆい
3. 肛門ヘルペス

の三つに分けられます。
②であれば痔の軟膏も効きますが、これは一般的には痛みと出血のことが多く、かゆみと出血の場合は①のことが多いです。また、ヘルペスウイルスの感染によっておきる③のばあいもあります。
是非一度医師の診察をお受けください。

従来の痔の手術は、肛門の外から中に向かって外痔核と内痔核を一括で切除するもので、術後にはかなりの大きさの傷になりました。
このため出血や痛みのリスクが高く、１-２週間の入院が必要でした。
一方、最近行われておりますジオン注射による硬化療法は、すべての方に適応できるわけではありません。しかし内痔核に注射をするだけ、あるいは内痔核に注射し外痔核だけ切除するという方法で痔を治すことが可能となり、出血や痛みのリスクは非常に低くなり、多くの方が日帰りで治療可能となりました。
痔でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

一般内科についても診察しております。
おなかやおしりの病気以外にも、高血圧や糖尿病、その他の病気も診察いたしますので、どうぞご来院ください。