その他肛門疾患

その他肛門疾患 other-p

クローン病

クローン病

クローン病は、口から肛門までの消化器官全体に炎症性潰瘍ができます。免疫異常を伴う原因不明の疾患で、消化管の炎症や潰瘍のほか、下痢や腹痛、体重減少、貧血、発熱などがあり、しばしば肛門病変を起こします。10~30代と若い世代に多く発症がみられます。肛門病変からクローン病が診断されることも多くあります。

クローン病

肛門尖圭コンジローマ

肛門の周囲に小さいイボが多発し、しばしば密集することがあります。ヒトパピローマウイルス感染(HPV)が原因となって起こります。HPVは子宮頸がんの原因ウイルスと一緒です。初期段階に小さい突起ができますが、痛みがないため気付きにくく、突起が大きくなってかなり進行してから発見されることがほとんどです。

血栓性外痔核

長時間の立ち仕事や重たいものを持ち上げる動作などによって、肛門がうっ血し、血栓ができます。血栓が血豆のように腫れていぼ状の痔核ができる状態を、血栓性外痔核と言います。ある日突然腫れるため、入浴中や排泄時などに気付くことが多くあります。

直腸脱

肛門から直腸が飛び出る状態を、直腸脱と言います。特に、高齢の女性に発症しやすいとされていますが、小さいお子様や若い年代の方にもみられます。腸が少しだけ脱出することで下着が汚れて気付くことがあります。脱出する腸の長さには個人差があり、長い人では10~20cmになることもあります。初期段階には痛みなどの目立った症状がないため、発見が遅くなります。病気が進行してくると痛みが強くなり、下着に腸が擦れて出血します。痔核と似ているため、肛門周囲に違和感がある場合は、早めにご相談ください。

肛門掻痒症

肛門の周囲が痒くなり、掻きむしることで肛門周囲炎に進行する疾患です。肛門の痒みの総称を肛門掻痒症と言います。便の拭き残しなどが原因で発症します。

肛門周囲炎

肛門の周囲の皮膚が炎症した状態です。肛門を掻きむしったり、強く拭き過ぎたりすることで発症します。夜中に痒みが強くなり眠れないこともあります。

肛門周囲膿瘍

肛門周囲膿瘍は、肛門の周りに膿が溜まります。進行すると痔ろうができます。膿が溜まってくると、激痛で座れなくなってしまいます。発熱を伴うことがあり、膿が徐々に拡がってしまいます。切開治療で排膿することで、痛みが治まります。

肛門ヘルペス

ヘルペスウイルス感染が原因で発症します。疲れなどで抵抗力が低下すると、肛門周囲に水疱が多く出現し、強い痛みとかゆみが現れます。

膿皮症

汗腺が細菌感染して起こる疾患です。成人男性の臀部に起こることが多く、皮下膿瘍として痛みが伴います。膿が自然破裂で排出されると痛みや腫れが解消します。ただし、これは化膿巣が一時鎮静化しただけで、再燃を何度も繰り返します。皮膚は色素沈着を起こして黒くなります。

直腸瘤

直腸と膣の間の壁が弱くなって、膣側が膨らむ状態です。直腸膣壁弛緩症とも言います。便が引っ掛かる感じや便秘などの症状が起こります。

毛巣洞

尾てい骨周囲に毛髪を包んだ膿が溜まります。毛深い男性に発症が多くみられ、毛髪が皮下に潜り込んで細菌が増殖するのが原因です。

乳児痔ろう

乳児痔ろう

乳児にみられる痔ろうです。乳児痔ろうは成長を待つことで自然治癒します。完治できない場合は、中学生以降になってから手術治療を検討します。

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